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🙇 敬語 頻出単語一覧

共通テスト対策レベル / 尊敬語・謙譲語・丁寧語の頻出敬語28語

尊敬語
謙譲語
丁寧語
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尊敬語

おはす・おはします
いらっしゃる(「あり・をり・行く・来」の尊敬語)
本動詞
説明存在(いる)や移動(行く・来る)を表す動詞の尊敬語。身分の高い人物の動作・存在を敬って表現する、最も基本的な尊敬語の1つ。
イメージ「あそこに立派な方がいらっしゃる」というときの「いらっしゃる」にそのまま対応するイメージ。
暗記のコツ「あり・をり・行く・来」という複数の動詞をまとめて置き換えられる尊敬語だと理解し、動作の種類を問わず「いらっしゃる」と訳せることを覚えておく。
たまふ(四段)
お与えになる、〜なさる(尊敬)
本動詞・補助動詞
説明動作をする人物への敬意を表す最も基本的な尊敬語。本動詞としては「お与えになる」、補助動詞として動詞の後ろについて「〜なさる」の意味になる。
イメージ目上の人が何かを「してくださる」場面を思い浮かべるとイメージしやすい。
暗記のコツ「たまふ」が四段活用なら尊敬語、下二段活用(たまふる・たまへ)なら謙譲語、と活用の種類で意味が変わる点をセットで覚えておく。
のたまふ・のたまはす
おっしゃる(「言ふ」の尊敬語)
本動詞
説明「言ふ」の尊敬語で、身分の高い人物の発言を敬って表現するときに使われる基本的な敬語動詞。「のたまはす」はさらに敬意の強い形。
イメージ目上の人が話しているのを、聞き手が敬意を持って「おっしゃっている」と受け止めているイメージ。
暗記のコツ「言ふ」の尊敬語、と1対1でシンプルに覚える。「きこゆ(申し上げる、謙譲語)」と対になる語として一緒に整理しておく。
仰す
おっしゃる(「言ふ」の尊敬語、さらに高い敬意)
本動詞
説明「のたまふ」よりもさらに敬意の強い、天皇・上皇クラスの発言に使われることが多い「言ふ」の尊敬語。
イメージ「仰せ」という現代語にも残る「上から言い渡す」ニュアンスの重々しい言葉のイメージ。
暗記のコツ「のたまふ<仰す」と敬意の強さの順番を意識し、帝の発言によく使われる語として覚える。
思す・思し召す
お思いになる(「思ふ」の尊敬語)
本動詞
説明「思ふ」の尊敬語で、身分の高い人物の心情を表すときに使われる。地の文で天皇や貴人の心情描写に頻出する敬語動詞。「思し召す」はさらに敬意が強い形。
イメージ身分の高い人物の胸の内を、語り手が一段へりくだった態度で描写している、そんな敬意のこもった言い方のイメージ。
暗記のコツ「思ふ」の尊敬語、と1対1で覚える。敬語動詞は誰の動作かを判定する重要な手がかりになるので、セットで覚えておくと主語判定に役立つ。
御覧ず
ご覧になる(「見る」の尊敬語)
本動詞
説明「見る」の尊敬語。身分の高い人物が何かを見る動作を敬って表現する。
イメージ偉い人が何かを「じっくりご覧になっている」場面をイメージするとそのまま訳につながる。
暗記のコツ現代語の「ご覧になる」がそのまま同じ形で残っているので、意味・使い方ともに直感的に覚えやすい。
聞こし召す
お聞きになる/召し上がる(「聞く」「食ふ・飲む」の尊敬語)
本動詞
説明「聞く」の尊敬語のほか、「食ふ・飲む」の尊敬語としても使われる多義語。文脈でどちらの意味か判断する。
イメージ「お耳になさる」「お口になさる」という2つの動作を、1つの上品な言葉でまとめて表しているイメージ。
暗記のコツ「聞く」と「食べる・飲む」という一見無関係な2つの動詞の尊敬語を兼ねる、という点を意識的に覚えておく。
召す
お呼びになる/召し上がる/お取り寄せになる など(多義)
本動詞
説明「呼ぶ」「食ふ・飲む」「取り寄す」「着る」「乗る」など、非常に多くの動詞の尊敬語として使われる万能選手。文脈判断が必須。
イメージ偉い人が「誰かを呼ぶ」「何かを取り寄せる」「衣を着る」など、いろいろな動作をまとめて上品に言い表す言葉、とイメージする。
暗記のコツ多義語なので、まず「呼ぶ」の尊敬語を最優先の意味として覚え、文脈に合わなければ他の意味(食す・着る等)を順に当てはめていく。
大殿籠る
お休みになる(「寝」の尊敬語)
本動詞
説明「寝る」の尊敬語。身分の高い人物が眠る・休む動作を敬って表現する。
イメージ御殿の奥で静かにお休みになっている、そんな重々しい響きの言葉のイメージ。
暗記のコツ漢字の「大殿(おおとの)」+「籠る(こもる)」から、「御殿にこもってお休みになる」という原義をイメージすると覚えやすい。
〜せたまふ・させたまふ
最高敬語(二重敬語)
補助動詞の組み合わせ
説明使役・尊敬の助動詞「す・さす」と尊敬語「たまふ」を重ねた形。作中でも帝・中宮クラスの最高身分の人物にしか使われない特別な敬語表現。
イメージ「せたまふ・させたまふ」の形を見たら、天皇クラスの最高身分の人物への敬意だと察知するイメージ。
暗記のコツ単独の「たまふ」よりワンランク上の敬意だと覚え、この形が出てきたら主語は最高身分の人物にほぼ確定してよい、という強力な手がかりとして使う。
賜ふ・賜はす
お与えになる(「与ふ」の尊敬語)
本動詞
説明「与える」の尊敬語。「たまふ」と語源は同じだが、本動詞として使われる場合の代表的な形。「賜はす」はより敬意の強い形。
イメージ目上の人から物やお言葉を「たまわる」という現代語にも残る、与えられる側が恐縮するニュアンスのイメージ。
暗記のコツ補助動詞の「たまふ」と本動詞の「賜ふ」は同じ語源だと理解しておけば、意味も自然につながる。
ます・います・いまそがり
いらっしゃる(「あり・をり」の尊敬語)
本動詞
説明「おはす」と同じく「あり・をり」の尊敬語。時代や作品によって使われる形が異なる。
イメージ「おはす」の仲間として、存在を敬って表す言い方のバリエーションだとイメージする。
暗記のコツ「おはす」を主軸に覚え、これらは同じ意味の別バージョンとして紐づけておく。

謙譲語

まゐる
参上する(「行く・来」の謙譲語)/差し上げる(「与ふ」の謙譲語)
本動詞
説明「行く・来」の謙譲語として、身分の高い人のもとへ「参上する」という意味と、「与える」の謙譲語として「差し上げる」という意味の両方を持つ。
イメージ目上の人のところへ、へりくだった態度で伺っていく、そんな低い姿勢のイメージ。
暗記のコツ「行く・来」の謙譲語という基本用法をまず覚え、「与える」の謙譲(差し上げる)は追加の用法として後から足していく。
まかる・まかづ
退出する(「行く・出づ」の謙譲語)
本動詞
説明身分の高い人のもとから「退出する」という意味を持つ謙譲語で、「まゐる(参上する)」とちょうど逆方向の動作を表す。
イメージ偉い人の御前から、へりくだりながら下がっていく、そんな退出の場面のイメージ。
暗記のコツ「まゐる=参上する(来る)」「まかる=退出する(去る)」と、方向が逆の対になる語としてセットで覚える。
たてまつる(奉る)
差し上げる(「与ふ」の謙譲語)/〜し申し上げる(補助動詞)
本動詞・補助動詞
説明物を差し上げるという本動詞の意味と、動詞について「〜し申し上げる」という謙譲の補助動詞の意味を持つ、最頻出の謙譲語の1つ。まれに「着る・乗る・食ふ」の尊敬語として使われる例外もある。
イメージ自分の持ち物を、敬意を込めて両手で差し出している、そんな丁寧な仕草のイメージ。
暗記のコツ基本は謙譲語だが、ごく限られた文脈(衣服を「着る」など)では尊敬語になる例外があることも頭の片隅に置いておく。
きこゆ(聞こゆ)・きこえさす
申し上げる(「言ふ」の謙譲語)
本動詞・補助動詞
説明「言ふ」の謙譲語で、身分の高い人物への発言を敬って表現するときに使われる基本的な敬語動詞。基本の意味「聞こえる」との区別が必要。
イメージ自分の発言を、目上の人に対してへりくだって差し出している、そんな控えめな話し方のイメージ。
暗記のコツ「のたまふ(尊敬・おっしゃる)」と「きこゆ(謙譲・申し上げる)」を、同じ「言う」動作の敬語としてペアで整理して覚える。
まうす(申す)・まうさす
申し上げる(「言ふ」の謙譲語)
本動詞
説明「きこゆ」と同じく「言ふ」の謙譲語。現代語にも「申す」としてそのまま残っている、なじみやすい語。
イメージ現代語の「〜と申します」にそのままつながる、へりくだった話し方のイメージ。
暗記のコツ現代語にそのまま残っているので、意味を覚え直す必要はほぼない。「きこゆ」との使い分けは文脈・作品による程度と考えてよい。
うけたまはる(承る)
お聞きする/お受けする(「聞く・受く」の謙譲語)
本動詞
説明「聞く」または「受ける」の謙譲語。目上の人の言葉を謹んで聞く、指示を謹んで受け入れるという意味で使われる。
イメージ目上の人の言葉を、姿勢を正して謹んで聞いている、そんな畏まった態度のイメージ。
暗記のコツ現代語の「承る」がそのまま残っているので、ビジネスメールなどでの使い方から意味を連想すると覚えやすい。
たまはる(賜る)
いただく(「受く」の謙譲語)
本動詞
説明「受け取る」の謙譲語。目上の人から何かをいただくという場面で使われる。尊敬語の「たまふ」と形が似ているため混同注意。
イメージ目上の人から何かを「たまわる」という、現代語にも残る恐縮したニュアンスのイメージ。
暗記のコツ尊敬語「たまふ(与える)」と謙譲語「たまはる(もらう)」は、視点(あげる側/もらう側)が逆になる点を意識して区別する。
つかうまつる(仕うまつる)
お仕え申し上げる(「す」の謙譲語)
本動詞・補助動詞
説明「する」の謙譲語で、目上の人のために何かを行う、お仕えするという意味を表す。補助動詞として「〜し申し上げる」の意味でも使われる。
イメージ目上の人のために、かいがいしく働いてお仕えしている、そんな献身的な様子のイメージ。
暗記のコツ「仕える」という現代語の漢字がそのまま残っているので、「お仕えする」という原義をそのまま当てはめれば覚えやすい。
まゐらす(参らす)
差し上げる(「与ふ」の謙譲語)
本動詞・補助動詞
説明「まゐる」から派生した使役的な形で、「差し上げる」という意味を表す謙譲語。補助動詞としても使われる。
イメージ「まゐる」の仲間として、何かを目上の人のもとへ「参らせる=差し上げる」というイメージ。
暗記のコツ「まゐる」の謙譲(差し上げる)の意味と重なる部分が多いので、セットで覚えておくと混乱しない。
奏す
申し上げる(帝への絶対敬語)
本動詞・絶対敬語
説明必ず帝(天皇)に対して使われる、相手を確定させる特別な謙譲語(絶対敬語)。誰に申し上げたかが本文になくても、「奏す」が出てきた時点で相手は帝だとわかる。
イメージ「奏上する」という現代語にも残る、天皇への正式な報告というかしこまった響きのイメージ。
暗記のコツ「奏す=帝へ」と1対1で機械的に覚えてしまってよい。主語や相手が省略された文でも、この語1つで人物関係が確定する強力な手がかり。
啓す
申し上げる(中宮・東宮への絶対敬語)
本動詞・絶対敬語
説明必ず中宮(后)または東宮(皇太子)に対して使われる絶対敬語。「奏す」の対象が帝であるのに対し、こちらは中宮・東宮に限定される。
イメージ「奏す」が天皇向けなら、「啓す」は皇后・皇太子向け、という住み分けのイメージ。
暗記のコツ「奏す=帝」「啓す=中宮・東宮」とペアで機械的に覚える。共通テストの主語識別問題で特に狙われやすいポイント。
をがむ(拝む)・拝す
拝見する(「見る」の謙譲語)
本動詞
説明「見る」の謙譲語。目上の人やその姿・持ち物などを、敬意を込めて見るという意味で使われる。
イメージ手を合わせて敬いながら見上げている、そんな畏まった視線のイメージ。
暗記のコツ現代語の「拝見する」に残る「拝」の字から、「敬って見る」という原義を連想して覚える。

丁寧語

はべり(侍り)
あります、おります(丁寧語)/お仕えする(謙譲語)
本動詞・補助動詞
説明会話文・手紙文で相手への敬意を表す丁寧語として使われることが多いが、本動詞として「お仕えする」という謙譲の意味も持つ。古文の丁寧語の中で最も頻出。
イメージ「です・ます」にあたる、話し言葉の丁寧さを添える言葉のイメージ。会話文の文末によく現れる。
暗記のコツ現代語の「です・ます」に相当する丁寧語だとまず覚え、本動詞としての「お仕えする」の意味は文脈判断が必要だと理解しておく。
さぶらふ(候ふ)
あります、おります(丁寧語)/お仕えする(謙譲語)
本動詞・補助動詞
説明「はべり」とほぼ同じ意味・用法を持つ丁寧語。時代が下るにつれて「はべり」に代わって使われるようになった語で、後の「そうろう」につながる。
イメージ「はべり」の後継として、同じ丁寧さを表す言葉が時代とともに移り変わっていくイメージ。
暗記のコツ「はべり」とセットで、「意味・用法はほぼ同じ、使われる時代や作品が異なる」と整理して覚える。