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📖 共通テスト古文 解き方ガイド

本文を読む前から選択肢の絞り込みまで、得点につながる読み方の手順

①読む前の3ステップ ②主語の特定 ③和歌問題 ④選択肢の絞り込み
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本文を読む前の「3ステップ」

いきなり本文を読み始めない。先に情報を集めてから読む。

STEP 1リード文(前書き)を熟読する

本文が始まる前の時代背景、人間関係、登場人物の社会的地位など、読解の命綱になる情報が詰まっている。絶対に読み飛ばさない。

POINT リード文で「誰が」「どういう立場で」「どんな状況にいるか」を先につかんでおくと、本文中の敬語から主語を判断する材料が増える。
STEP 2注釈(注)をすべてチェックする

注釈は単なる単語の意味だけでなく、「誰が誰に宛てた手紙か」「このとき○○はどこにいるか」といったストーリーのヒントが隠れている。本文を読む際にすぐ確認できるよう、先に目を通しておく。

STEP 3設問の「選択肢」をチラ見する(特に最後の問題)

最後の設問(「本文の説明として適当なものを選べ」など)の選択肢には、本文全体のあらすじ(正しい要約)が書かれている。正解は1つだが、不正解の選択肢も「部分的には正しい」ことが多いため、読む前に見るだけで大まかなストーリー展開を予測できる。

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本文読解のコツ:主語の特定

古文は主語が省略されがち。「誰が誰に何をしたか」の取り違えを誘う選択肢が頻出。

「を・に・が・ど・ば」の法則

接続助詞の前後では、主語が変わりやすい(または変わらない)という傾向がある。

接続助詞主語の変化
を・に・が・ど・ば変わることが多い
て・で・つつ変わらないことが多い
「て」でつながっているので、「書きて」も「たまふ」も主語は同じ大納言のまま。
注意 これはあくまで「傾向」であり絶対のルールではない。最終的には敬語や文脈と合わせて判断する。
敬語から主語を割り出す(最重要)

最も強力な手がかり。3つのパターンを覚えておく。

① 最高敬語(せ給ふ・させ給ふ など) 主語は「帝(天皇)」や「中宮(后)」クラスの、最高身分の人物。
尊敬語を二重に重ねる最高敬語は、作中でも最高位の人物にしか使われない。
② 絶対敬語(奏す・啓す) 「奏す」は帝へ、「啓す」は中宮・東宮(皇太子)への言葉。誰に対して使われたかが、相手の身分を1語で確定させる。
奏す → 帝に申し上げる 啓す → 中宮・東宮に申し上げる
③ 会話文中の謙譲語 話し手が誰に対してへりくだっているかで、聞き手(目上の人)を特定できる。
「たてまつる」を使っているので、話し手(女房)から見て聞き手(姫君)が敬意の対象=目上だとわかる。
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和歌問題の解き方

和歌が2首以上登場したり、解釈を問う問題は近年ほぼ必出。

和歌の直前・直後の「ト書き」に注目する

和歌そのものを自力で完璧に現代語訳するのは難しい。重要なのは「なぜその人がその歌を詠んだのか」という背景(状況や動機)。歌の前後にある地の文(ト書き)を丁寧に読む。

読み方のコツ 和歌の一字一句を訳そうとする前に、まず「誰が」「どんな状況で」「何を伝えたくて」詠んだ歌なのかを地の文から押さえる。
「掛詞(かけことば)」や「縁語」を知識として処理する

定番の掛詞は、選択肢を絞り込む強力な武器になる。知識として事前に覚えておく。

まつ(松/待つ) ながむ(長雨/眺む) あき(秋/飽き) ふる(降る/経る/古る) よ(夜/世) かる(枯る/離る)
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選択肢の絞り込み方

共通テストの選択肢は紛らわしいが、切り口は決まっている。

「現代語訳の正確さ」で切る

傍線部直解の問題(単語の意味や文法を問う問題)は、選択肢の後半にある「ストーリーの説明」に惑わされず、傍線部そのものの直訳(助動詞の意味や単語の意味)が合っているかで1発で絞れることが多い。

「言い過ぎ・本文にない因果関係」をハネる

心情を過剰に解釈している選択肢や、本文では繋がっていない2つの出来事を勝手に原因と結果に結びつけている選択肢は誤り。

典型的な誤答パターン 「〜なので、絶対に○○だと思った」のように、断定的すぎる心情描写や、本文に書かれていない因果関係を作り出している選択肢は疑う。

🎯 まとめ:本番での動き方

  1. リード文・注釈・最後の設問の選択肢に先に目を通す
  2. 本文を読みながら、「を・に・が・ど・ば」と敬語で主語の切り替わりを常に意識する
  3. 和歌が出てきたら、直前・直後の地の文から詠んだ背景をつかむ
  4. 選択肢は「直訳が合っているか」「言い過ぎ・こじつけがないか」でハネていく